デレ日
 --------------------------------------------------------------------------------



 今日は3月14日、ホワイトデーだ。

 俺のの彼女、チャイナはなにが喜ぶか…ツンツンの彼女が素直に喜んでくれるものがいい。

 チャイナは手を繋ぐどころか、名前呼びも駄目、ギューもチューも駄目…ツンツンなのか俺のことが好きじゃないのか…
 そう考えると不安でいっぱいになる。

 そんなことを考えていたらあっという間に14日になってしまった。


 今は5時間目の国語の授業だ。銀八の授業は聞いているふりをし、なにがいいかを考える。

 アクセサリー?食べ物?

 そうこうしているうちにチャイムがなる。気がつくと皆が荷物をまとめている。全ての授業が終わっていたらしい。

 席を立ち、荷物をまとめていると、
「沖田!帰るアル!」
 ニコニコしながら彼女が寄ってきた。
 可愛い…

「おう」
 と返事をし、歩き出す。





「チャイナ…」
 横に並んで歩いているチャイナを呼び止め、
「ホワイトデーのプレゼント、何が喜ぶか悩んでたんだけど結局分からなかったんでィ。なんか欲しいものあるかィ?」と聞く。

 するとチャイナは
「今日はホワイトデーアル。お返しの日だから、…私の言うこと、き…聞くヨロシ!」
 と答えた。

 言うこと?何だろう。やっぱり酢昆布とかか?

 それから10秒以上の間があり、

「わ、私のこと…名前で呼んでほしいアル。それと、帰るときは手を繋いで、土日は…デートしたいアル……」
 と、彼女は顔を真っ赤にしながら震えた声で言った。
 まさかこんな事言ってくれるとは思ってもいなかった

 体温が急激に上がるようだった。

「神楽…」

 俺が名前を呼ぶと 顔を赤くして此方を見た。
「今度の土日、デートしようぜィ。好きなところに連れて行ってやる。」

 そう言うと彼女は嬉しそうに笑い、頷く。
「それと……今日はギューってして欲しいアル。」

 凄く小さな声で彼女は言った。
 それはとても幸せなことだった。

 人通りが余りない道でギューと彼女を抱き締める。
 初めて彼女を抱きしめた。
 とてもふにゃふにゃしてて、俺よりも小さくて、とても愛しい。そんな感想だ。

 お互い顔が真っ赤で心臓がバクバクいって、でも幸せだった。

 それから俺達は手を繋いで帰った。

 神楽の家につくと、
「ありがと…総悟」
 と言われ、顔を真っ赤にしてしまったのは言うまでもない。

「また明日」

 といい、俺は家に帰るため 角を曲がった。

 デレ日
 (デレ日万歳)









 ちょ、本当ヤバイマジヤバイッ
 デレ日万歳ッ!!デレ日万歳ッ!!

 【奏歌】 の茅那様から強奪したホワイトデー小説ですッ(大燃)

 ぽん太、胸がきゅんきゅんしましたッ'`ァ'`ァ(;´Д`)'`ァ'`ァ
 今日もまた 【奏歌】 へ行ってきますッΣ^^






 戻る






inserted by FC2 system